金融情報システム向けセキュア情報活用ソリューション

摘要

経済状況が一層の厳しさを増す中，金融機関の各社は，eCRM (Customer Relationship Management)の活用により新商品の開発やワンツーワンマーケテイング推進など，お客様の個性に密着したサービス拡充により収益改善を図るとともに，喫緊の課題として，企業の存亡をかけた企業吸収·合併，支店·営業所の統廃合など，積極的なBPR (Business Process Reengineering)を速やかに推進し企業体質の強化を図る必要に迫られている。一方，ブロードバンド通信網やモバイル機器の急激な普及により，広域にわたる大量の情報伝達·共有が可能となり，オフィス/外出先/家庭を問わず，従業員，取引関係者，顧客がタイムリーに情報交換できる環境が整いつつある。 情報活用の利便性は飛躍的に高まり，この活用が今後の企業経営の強力な武器として期待されている。 しかし，利便性の向上は，ともすると情報漏洩（ろうえい）や不正アクセスなどの問題を生む危険性がある。 企業にとって，情報システムの重要性が高まるにつれ，従来に増して，更に高度な安全性·信頼性が求められている。 三菱電機インフォメーションシステムズ㈱（MDIS）は，このような背景を踏まえ，利用資格を持つ人のみが"いつでも，どこでも，容易に，安全に，確実に"利用できるシステムの基盤となる"セキュア情報活用ソリューション"の整備を進めており，①ブロードバンド時代に対応した"セキュアネットワークソリューション"，②安全で効率的なシステム運用を可能とする"統合運用管理ソリューション"，③シングルサインオン認証を可能とし企業情報ポータルの構築に不可欠となる"セキュア情報アクセスソリューション"などを提供する。