変動荷重下のX線プラタトグラブイ--応力比と最大荷重の影響--

摘要

機械構造用炭素鋼鋼材S55Cとクロムモリブデン鋼SCM舶0について，変動荷重が及ぼすⅩ線パラメーターと破壊力学パラメーターの相関関係式に及ぼす影響を検討した。 本実験の範囲で得られた結果を以下に要約する。 （1）いずれの供試材においても，き裂進展途中で変動荷重を作用させた後のき裂先端の塑性城深さは，一定荷重を作用させた場合の塑性域深さより深くなることが分かった。（2）材料の降伏強さの町代わりに破面直1ての硬さから求めた降伏強さ用いるこ七により。 塑性域深さの関係が一定荷重試鼠変動荷重試験の区別なく．ほぼ実験定数α＝0.12に近い値の直線で表せることが分かった。 （3）変動荷重を受けて破損した機械，構造物にⅩ線プラクトグラフイの手法を用いた応力解析を適用する場合。破面直下の硬さから求めた材料の降伏強さを破壊力学パラメーターに取り入れて整理すると。 一定荷重が作用した場合と同様な手法で作用応力推定の可能性が示された。