管内気液二相流の気相体積率と摩擦圧力降下の代表的推算式におけるパラメータ

摘要

本研究では、両推算式に含まれているパラメータCo，Cを、気液二相流機器の設計·計画段階において既知である各種入力物理量のみから成る7種類の無次元量のべき乗積群並びに各流体が単独で管内を流れた場合の仮想的摩擦圧力降下を用いて表す方法を提案する。 この推算式導出方法と実験データより得られた気相体積率と摩擦圧力降下の推算式は、推算精度も高く、各種入力物理量の役割を知ることもできる技術上有用な実用的推算式の一つと見なせる。 従って、本推算式導出方法とそれに基づく推算式について報告する。