第1花国に惚れ込んだ一貫経営農家一宮城県大崎市　遠山畜産種畜場一

摘要

第1花国（父：北国7の8）といえば青森県を代表する押しも押されもしない名牛だが、最近になって地元青森県のみならず、他県などでも徐々に後継種雄牛が登場しつつある。その一つが、宮城県大崎市鹿島台の「遠山畜産種畜場」で繋養されている「花之国」（血統：第1花国一北国7の8－菊照土井安谷土井）と「花糸」（血統：第1花国一茂糸波－安金一菊照土井－安谷土井）だ。 代表の遠山明氏は一貫経営農家であり、第1花国産子を肥育した経験からその能力に惚れ込み、「この血で種牛を作って、自分の雌牛に使ってみたい」という思いを抱いた。 それが花之国と花糸の誕生、さらには種畜場開設のきっかけとなったのである。