「勝昇龍」の子牛が高評価!母牛「りか」もさらに実績を積み上げる(有)馬場種畜牧場

摘要

馬場種畜牧場（馬場達男社長）では昨年、忠茂平(ただしげひら、平成22年10月生、血統：勝忠平一安 平一平茂勝一安平）の枝肉成績が明らかになり、初出 荷となる馬場種畜牧場の自家肥育牛が第29回鹿児島黒 牛産地宣伝販売会でいきなりBMSNo.llを叩き出し、 大いに注目を集めた。しかしながら本牛は昨年1月頃 から脂肪壊死を患っており、治療の甲斐無く 9月30日 にこの世を去っている。獣医師から治るとの見立てを 受けていたこともあり、無理な採精をしておらず、さ らに産地宣伝販売会の結果を受けて注文が殺到したた め、ストローの在庫はない状態。同牧場の赤崎清志氏 は「6月の薩摩家畜if/場で去勢牛が約120万円の評価 を受けました。子牛は良い値がしているので、今手元 にあるストローを上手に使ってもらえればと思いま す」と話していた。本牛は体高160cmに届く大型牛だ つたが、子牛の発育も抜群で、去勢、雌ともに表現形 に優れ、「勝手に大きくなつていく」（赤崎氏）と言わ れるほど飼いやすい。最新の鹿児島県育種価では皮下 脂肪厚がCだつた以外は、枝重も脂肪交雑も含めて全 てH (最高位）に判定されている。惜しい牛を亡くし たと言わざるを得ないが、母牛は馬場種畜牧場にt 、る ため、将来的に全兄弟の造成も検討されるところでは ある。