農用地における重金属汚染土壌の対策技術の最前線2．客土による土壌汚染対策技術と客土効果の持続性

摘要

1970年（昭和45）10月「食品衛生法」に基づく食品、添加物等の規格基準の一部が改正され，「米に含まれるカドミウム（Cd）は1．Oppm未満でなければならない」という基準が追加された．同年末の臨時国会（いわゆる公害国会）において，土壌汚染が新たに典型公害の中に加えられ，「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律（土壌汚染防止法）」が成立し翌年6月5日から施行された。 同法が施行されて以来，すでに36年が経過している．