体調管理は天気予報で 村山貢司の健康気象学一連の著書紹介

摘要

連日の猛暑の初夏に村山貢司気象予報士による4冊目の健康気象学の著書『^管理は天 気予報で』が東京堂から出版された。村山氏が NHKの天気キャスター時代から博識な気象学 による味のある解説を聞いていたし、健康気象 学以外の天気学の多くの著者として良くしられ ている。最近はNPOバイオクリマ研究会での 講演などで天気と健康との関わりについて話を 伺っていたから、このたびの著書をも親しみ深 く読み進めることができた。本書を紹介するに あたってこれまでの健康気象の氏の著書を年代 順に並べてみた。2003年の『病は気象から』（実 業之日本社）に始まり、『気象病一天候が健康を脅かす』（NHK新書、2006)、『健康気象学入 門』（日東書院、2009)、そして今年の本書であ るから等差級数3年ごとに執筆されていること になるが偶然だろう力、。東洋医学的にだったか 男性は7年毎に女性は8年毎にバイォリズムが 高まると言われているが、村山氏はその倍の速 さで筆力も高まるようである。なお、健康気象 学そのものと明記しないまでも、山岳気象や花 粉症、異常気象などの著書もあり、もちろんそ れらの中でも健康と気象との関係にについて多 くを語っている。