地下水位制御システム等を活用した食の安全、安心確保のための基盤新技術の検討 －鳥取県－

摘要

我が国における農業生産活動において、食料自給率の向上や食料供給力の強化が重要課題であり、特に安全な国産食料確保への国民的なニーズが高まってきています。その中で鳥取県土地改良事業団体連合会（以下、本会）は、「食の安全、安心確保基盤整備推進対策（県事業名：エコ水田整備技術モデル事業）」を平成19年度から平成21年度まで取り組んでいます。　本事業は、消費者へ安全で安心な食料を供給するために、かんがい排水の新技術である「地下水位制御システムFOEAS」（以下、フォアス）」と竹炭を造粒加工した多孔質性の浄化材（以下、造粒竹炭）の浄化技術を検証するものです。今回は、主に平成20年度の検証結果について報告させていただきます。