共通課題「施設園芸経営におけ る経営規模拡大を考え る」一主に労務管理、作業管理の側面から一

摘要

四国支部では，平成22年12月4日，高知大学朝倉教 場(高知市）において，第46回支部大会を，「施設園芸 経営における経営規模拡大を考える一主に労務管理、作 業管理の側面から一」という共通課題のもと，高田理副 会長をはじめ学会員，農業関係機関、団体職員や農業者 ら20余名の参集を得て開催した. 冬季温暖多照という気象条件を活かした施設園芸産 地として知られる高知県であるが，農業者の高齢化と担 い手不足（農業労働力の量的減少と質的弱体化）が進行 し，園芸用施設面積，施設園芸農家数，野菜産出額等の指標は1990年代前半をピークとして急速に減少、低下 している.地域の基幹産業である農業の中核を担う園芸 部門の衰退は高知県全体の重要問題であるといえる.