サ卜ィモ子、孫いも用品種「愛媛農試V 2号（伊予美人)」の育成

摘要

愛媛県は全国でも上位のサトィモ生産県で栽培面積は約400ha (全国13位)，出荷量は 約4，000t (全国7位）である。主要品種は，子-孫いもを食用とする「女早生」であつ た。「女早生」は，1943年頃に現在の四国中 央市に鳥取県から導入された品種で，粘り力s 強く，食味が良好である。その反面，子-孫 いも用の代表的な品種の「石川早生」に比べ て，いもの形t>tが長く，良食味でありながら 十分に市場で評価されないなどの問題点があ る。そのため，生産者からは，商品の差別化 および収量性の向上による産地の維持および 活性化を図るための新品種育成の要望が強い そこで，「女早生」タイプで，いも形状が丸 く ，収量性の高い新品種育成に取り組んだ。