ナシ「二十世紀」につなぐ新品種の栽培技術確立に取り組む

摘要

鳥取県の果樹はナシ「二十世紀」の生産か 盛んで、ハウス化やジベレリン処理による収 穫期の早期化が図られてきた。最近は県独自 の新品種を品種登録し、それらの品種の生産 技術を中心に研究が進められている。果樹研究室では、平成元年よりナシの交配育種に取り組み、得られた約2万個の種子の中から選抜.育成されて、平成28年に次のような7品種を品種登録している。「夏さやき， 8月上旬に収穫、果重300g、糖度45度、お盆前に収穫可能で果皮の仕上がりが良い青ナシ。「なつひめ」8月下旬から収穫果重3l00g、糖度12度、酸味は控えめで甘みが強い青ナシ。「新甘泉(しんかんせん)」8月下旬から収穫、果重400g、糖度14度と新品種の中でも特に甘い赤ナシ。「秋：甘泉(あきかんせん)」9月上から収穫、果重400g、糖度14度と甘く自家和合性、「新甘泉」に続く赤ナシ。