研究紹介，九十九里地帯に広がる砂地園芸産地の生産技術を支援する：千葉県農業試験場北総営農技術指導所砂地野菜研究室

摘要

千葉県農業試験場、北総営農技術指導所、砂地野菜研究室ではピーマンやキュウリなどの野菜の試験のほかに、五年前から花の試験にも着手している。 取材をした七月下旬に取組まれていたおもな研究は、野菜では、ピーマン栽培における天敵を使用したスリップスの防除技術や砂浜に自生するハマボウフウの産地特産化の試験。 花では、トルコギキョウの秋出荷を目指した栽培試験、数種頬の機能性フィルムを使用したトルコギキョウの生育比較試験、砂地におけるトルコギキョウとキンギョソウ栽培のかん水試験、千葉県暖地園試で育成されたカーネーションの新品種の栽培試験などが行われていた。 その中からいくつかの試験を紹介する。