ファエドラナッサ、シネレア

摘要

米は日本人に馴染みの薄い球根類の宝庫である。アマリリスやハブランサス、アルストロメリアのように、すでに普及したかに思われる植物ですら義人の原種が多いのだから、栽培に温室の必要な執帯性球根類などはほとんど手つかずといってもよいだろう。 アマゾンユリとして知られるユーチャリスやユークロシアがその代表種だろうが、ここではエクアドル原産のファ工ドラナッサシネレアを紹介する。 ファエドラナッサ属は10種弱の小属で、どの種も花がよく似ているため、導人種数の少ない現状で正確な同定は難しい。 本種は常緑で、ハランの葉を小さくしたような多肉質で濃緑色、長楕円形の菜を1～2枚着ける。 実は長さ甲ふ蒜、幅5～8cm、そのうち中央択の窪んだ棒状の葉柄部が15～25cmぁる。