秋ギク「神馬2号」の再電照処理による革姿改善

摘要

「神馬2号」は、秋輪ギクの主力品種である「神馬」から選抜された低温開花性系統である。 鹿児島県に「神馬」が導入されたのは平成5年頃で、当時は低温性の品種として県内にいち早く普及した。 しかし、平成9年頃より主に2～3月出しの作型で開花遅延が問題となったため、平成11年に枕崎市大塚地区から開花遅延がみられない個体を収集して当センターで選抜を行い、平成14年に「神馬2号」として県内での種苗供給を開始してから、その後県内のみならず全国に広まり今日に至っている。