ナガイモの催芽処理期間における青かび病対策

摘要

北海道のナガイモ栽培は、種いもの植付け前催芽技術の導入により、国内最高水準の生産性を実現した。 しかし、種いもの切断後の催芽過程では、しばしば腐敗が発生して問題となる。 種いもの腐敗は予定作付面積を確保できなくなるばかりでなく、部分的な腐敗種いもを使用すると不萌芽が増え、仮に萌芽しても低収となる（表1）。 種ナガイモは高価なため、催芽過程における種いもの腐敗対策は、ナガイモの安定生産のため重要である。