固化剤を用いた若苗定植と種子冷蔵の併用によるトルコギキョウの秋出し栽培

摘要

トルコギキョウの秋出し作型（9月以降の出荷）は、播種期が6月以降の高温期となり、品種によっては高温の影響でロゼットになって翌春まで鞘化しない。 また、ロゼッ卜にならずに抑だいしても高温長日条件のために早期に開花し、切り花長が短くて切り花重は軽く、輪数の少ないボリュームの劣る切り花になる人これらロゼッ卜や切り花品質劣化の主因が高温（低温の不足？ ）であることは間違いないが、副因として卜ルコギキョウの定植ストレスを受けやすい、いわゆる植え傷みしやすい性質が関係していると考えられる。 定植時の乾燥、傷、温度や湿度の変化、等のストレスが大きいほど生長が一時的に抑えられ、ロゼッ卜になりやすくなり、切り花ボリュームが劣ると思われる。