クリスマスローズの切り花栽培

摘要

近年、人気急上昇のクリスマスローズの学名はヘレポルス（Helleborus）。 クリスマスローズは原種のニゲルの英名だが、その親しみやすさから日本での通称となった。 ヨーロッパでは古くから愛され、古代ギリシャ時代からクリスマスローズについて、多くの言い伝えがあり、キリスト誕生の日に幼い少女の手により献上されたという伝説は有名な話である。 日本への導入は明治だが、その花の地味さゆえか、あまり注目されることもなく、知る人ぞ知る、庭の片隅に植えられる花であった。10年ほど前から急激に知名度を上げてきたのは、イギリスのヘレンバラード女史などの育種の結果、さまざまな色合いが作り出されたことが大きいと考えられる。