政権交代で飼料用米はどうなる 自給率向上に施策継続期待の声

摘要

2009年夏に民主党政権が発足し て3年余り、再度自民党に政権を 明け渡すことになつた12年末に行 われた衆院選挙。13年度予算の編 成を控えた時期の政権交代は、農 業関係者に期待と不安を与えた。 大きな変更力《想定されているの力、 農業者戸別所得補償制度と担い手 政策だ。食料自給率に関して自民 党は政権公約で「維持向上」とし ており、10年に政府が閣議決定し、 食料、農業、農村基本計画で掲げ た「2020年度にカロリーベースで 50%」とした目標よりもト一ンダ ゥンした印象を受ける。こうした 状況下で、今後の食料安全保障を 考えた場合の農地保全と畜産の連 携を可能にしてきた"飼料用米" の施策はどうなるのか。輸入飼料 高騰を背景に利用研究が進む実態 を鑑みれば、飼料用米施策の継続 を望む現場の声が聞こえてくる。