奄美諸島におけるカンキッグリーニング病の発生調査(第3報第2期調査後の感染樹発生の推移）

摘要

カンキッグリーニング病（以下，CG病）は，植物 炳原细菌でめるCandiaatus Lioeribacter asiaticus (以下.Las)の感染により，カンキッ類に葉の小型 化と落葉，果実の小型化と着色不良.樹勢低下と経済 樹齢の短縮を引き起こす病気である。日本国内において本病は.1988年に沖網県西表島で 初めて発生が確認されて以降，1988-1997年にかけて 南大東島と北大東島を除く沖禅県全域で発生が確認さ れた（内藤ら，2001)。鹿児島県においても，2002年 に与論島で初めて発生が確認され（濱島ら.2003),2003年までに奄美大島を除く奄美群島（喜界島，徳之 島，沖永良部島）で発生が確認される（篠原ら， 2006)など.発生地;t或の拡大が懸念される。農林水産 省（2007)は.植物防疫法により本病を「まん延防止 を必要とする有害動物又は有害植物」に指定し，規制 地域からのカンキッ苗木類の移動を厳しく制限しているo