第26回世界牛病学会（サンティアゴ）報告

摘要

1960年に第1回の世界牛病学会がドィッ国のハノ 一バー市で開催されてから、ちょうど50周年目にあ たる2010年の11月14日-18日までの5日間、南米チ リ国サンティアゴ巿の国際会議場（Espacio Riesco Convention Center)(図1)で第26回世界牛病学会 (WBC)が開催された。学会の参加者は60力国1,600名であった。今回はチ リが地理的に遠いことなどから、前回（ハンガリー 国ブダぺスト市、2008年、本誌55， 641-645, 2008参 照）の約2,500名よりかなり少なくなつた。それにも かかわらず日本からの参加者は33名に達し、前回の 25名より32%も増加した。ちなみに参加者数の上位 は、チリ252名、ブラジル239名、イタリア85名、ァ ルゼンチン78名、ドイツ74名であった。また韓国か らは9名（獣医師7名と夫人2名）、中国からも数 名が参加した。