世界の粗粒穀物の生産量は対前年比10．4％増9億7,055万の見込み: 飼養頑羽数の動向を反映して飼料穀物の輸入は減少傾向

摘要

農水省生産局畜産部畜産振興課と同省消葺、安全局安全管理課は一月、飼料をめぐる情勢を公表した。近年の飼料の需給圭は、家畜の飼養頭数、羽数の減少に伴い減少傾向で推移している。 飼料の自給率をみると、平成十六年度（概算）においては、純国内産飼料自給率は二五、一％、粗飼料自給率は七四、五％、濃厚飼料自給率は一〇、八％となる見込みである。 配、混合飼料の生産動向をみると、平成十六年度の生産量は二三、六九一六千トン。 畜種別の内訳は、採卵鶏用が最も高く全体の二七％であった（ブロイラー用一五％）。 飼料穀物の国際需給状況をみると、二〇〇五／〇六年度の世界の租粒穀物の生産量は、九億五、八四六万トンとなる見通しである。 一方、消費量は、EUで減少が見込まれるものの、米国、中国、ブラジルなどで増加が見込まれることから、世界全体では、前年度並みの九億七、〇七一万トンとなる見通しだ。 概要は次のとおり。