平成25年産温州みかんにおける摘果剤の有効な使用法: 静岡県での事例

摘要

平成25年は、21年に摘果剤N A A (ターム水 溶剤、以下夕一厶）が再登録され、これまでのフィ ガロンとあわせ、樹体ゃ果実への影響に異なつ た特徴のある2剤が揃ってから5年目を迎える。 タームの登場により、フィガロンがどちらかとい えば品質向上剤のイメージが強かったことに加 え、21年が極端な表年で、「補助金も有効に活角 し、摘果に全力で取り組もう」という気運が高まつ たこともあり、摘果剤への関心が一気に高まることとなつた。静岡県でも、21年はかなりの摘果剤 が散布され、概ね良好な結果が得られた。