果樹試験場

摘要

大正10年、長野県農事試験場果樹試験地として発足、昭和23年、長野県農事試験場園芸分場として現在の場所に設置され、昭和55年、長野県果樹試験場と改称し、現在に至りますム長野県の果樹は、リンゴ、ブドウ、モモ、ナシを中心とし、スモモ、プルーンウメ、カキ、アンズ、オウトウ、ブルーベリー、マルメロが栽培されるなど全国屈指の果樹供給産地として発展しており農業総生産額の18％を占める農業の基幹部門となっています。 しかし、今後は外国産リンゴ生鮮果実の輸入の国際化などの進展、消費者の健康志向などに対応した果樹産業経営体質強化に向けた品種開発や技術開発の推進がますます重要になっています。 これらの諸問題に対応するため、高品質果実生産技術を基本とし、低樹高省力生産技術、新品種育成、省農薬防除を含めた病害虫の効率的防除技術、環境保全を意識した施肥方法及び各種障害発生防止対策などの試験研究に取り組んでいます。