今月(12月·1月)の果樹園管理 - ピオ一ネ

摘要

今年も残すところわずか，日ごとに寒さも 増してきました。今年のピオ一ネ栽培を振り 返ってみて.いかがでしょうか？結果はそれ ぞれに違いますが.今後の課題が見つかった 方も多いのではないでしょう力、。年末のこの時期は，何かと忙しいものです 力、体調に気をつけて来年の準備を進めましょう。普通加温栽培(1月上旬-2月中旬加温）(1)作型と園地の選定早い作型ほど加温による樹への負担が大き c燃料消費量も多くなるため，ハウスが複 敎ある場合は，樹の状態が最も優れるハウス から順に加温を開始します。加温開始の時期 は，樹の状態，労働配分，収益性，加温機や ハウスの設備，低温の遭遇時間等を総合的に 判断して決定しましょう。前年に衰弱傾向が見られた樹は.加温栽培 には適さないので，本年は樹勢回復のため に，加温時期を遅らせるか，無加温栽培としましょう。樹勢を衰弱させないためには，複数のハウ スで無加温栽培と加温栽培を交互に行うな ど.作型（図1)のローテーションを組むこ とが望ましいです。また，衰弱樹は，何年か けても回復が難しい場合が多いので，早めに 改植する方が得策です。