今年の栽培反省と次年度対策 - 今年の天候と果樹の生育

摘要

はじめにそれにしても今年の気象変動も激しいもの でした。相次ぐ台風の接近や上陸。それによる雨， 風。記録的な低日照。考えてみれば，平成25年度は夏の暑さ，小 雨，その後の多雨。平成24年度は大風,豪雨， 酷暑，残暑。でも周りを見渡してみれば2月14日，同じ 果樹の大産地山梨を襲った大雪害（図1)。 8月20日，お隣広島県を襲った「平成26年 8月豪雨」による広島市の土砂災害（図2)。その他高知では期間降水量（7/30-8/21) は2,300腿。徳島でも莫大な降雨がありました。事実は小説より奇なり。予想だにしないこ と力《起こる昨今。 iそれは「晴れの国おかやま」に起こらないことではありません。前線の配置と，寒気や湿気の流入。気象現 象とはこれだけが引き金で起こります。昨冬，山梨で起きたことが岡山でも起こる 可能性はあるのです。昨夏，広島で起きたことが岡山でも起こる 可能性はあるのです。排水路の整備，棚の補強，支柱の補強.防 鳥網の除去，施設の点検…。後悔先に立たず です。ある程度時間に余裕があるうちに，出来う る備えは十分しておいてもらえたらと思います。ここまで読んで頂ければ十分です.