樹形維持のための剪定、整姿

摘要

黒松の枝づくりに生長期の「芽切り」作業は欠かせません。 ただ、芽を切ることで二番芽を吹かせるこの作業は、樹に大きな負担を強いることになり、毎年繰り返していては樹を弱らせる恐れがあります。3～4年に一度は芽切りを止めて、樹を休ませることも必要です。しかし芽切りを休むとその年の芽が伸長し、何もしなければ間伸びした節間になります。 そこでこの休眠期に古葉（場合によっては新菜）を抜いて抑制し、さらに強く伸びだして軸伸びした芽は古葉を残して切り取り、翌年に吹いた芽を使って枝を作っていきます。