わが岡山のマスカット〔第17回〕－風土，人，技術－【風味の極限を追及一着果量調節，葉面積の把握など：林　修吾さん】

摘要

林　 修吾さん一家は，早島町の傾斜地でマスカットを中心とした施設ブドウとモモ，カキの栽培を営む専業農家である。 25歳で婚家のマスカット栽培を受け継ぎ，以来25年余り，奥さんの好子さんとともにさまざまな工夫と栽培技術の改善によって，経営規模の拡大と品質向上を成し遂げてきた（写真1）。 現在の栽培の概要については，本誌のVol．52（’97）8月号に『規模拡大への道』シリーズ（8）として，「アレキの魅力に魅せられ，根城制限栽培で高品質生産に取り組む」と題した記事で詳細に紹介されている。