ナシ

摘要

もうすぐ春ですね。 いよいよ樹が活動し始めます。やり残した作業があれば早めにしておきましょう。 せん定が一通り終わったら，枝の誘引作業を行います。 主榎，亜主枝先瑞枝は必ず立てるよう誘引してください。 誘引する角度が棚面に対して垂直に近いほど，先端から強い新梢が発生します。 隣の樹と行きつき，今後樹を拡大する必要がない場合は棚面と垂直に誘引しますが，まだ樹を拡げる場合は60皮程度の角度で誘引します（図1）。 その時，枝がぐらつくようでは新梢の伸長が妨げられるので，添え木などでしっかり固定してください。 60度程度で誘引しておくと，翌年の整枝せん定時に枝を棚付けしやすくなります。