瀬戸内農業技術センター平成14年度実証成果の概要

摘要

当センターでは，試験研究機関等で開発された新技術及び新しい種類の品種，作型などを早く地域へ適応させるよう調査、実証を行っています。 果樹部門では①省力化栽培技術，②品質向上栽培技術，⑨安定生産技術などで8課題を設定し，確立実証に取り躯んでおりますが，主な5課題について紹介します。 農業試験場育成品種‘白麗’は，生理的落果発生の年較差が大きく，生産が不安定で普及上の問題となっている。 結実安定の対策として，弱せん定，弱摘菅が効果があることが昨年の実証より確認されたが，両方処理した区は果実が小さかった。 そこで，せん定程度と摘菅程度を組み合わせて実証し，結実安定とともに果実品質を向上させる技術の確立を図る。