移動型防蛾灯「撃退くん」

摘要

防蛾灯（純黄色カラ一ド蛍光灯）は，夜蛾（果実吸蛾類）による果実の吸汁被害を防ぐ目的で開発されモモ，ナシのほかトマト，カ一ネ一ションなどでも括用が広がっています。県内で問題となる夜蛾は，アケビコノハ，ムクゲコノハ，アカエグリバ，ヒメェグリバ，オオタバコガなどでその発生は7月中下旬ごろからといわれています。 夜蛾の複眼は日没後，暗いところで活動できる状態（暗適応）になりますが，光の波長550～660nmの鮮やかな黄色の光を受けると昼間の目の状態（明適応）になり活動が抑制され，飛来数が減少します。