牛肉、鶏肉の輸入停止措置で国産豚肉相場は波乱含み

摘要

アメリカのBSE発生およびアジア区域の鳥インフル工ンザ発生に伴う輸入停止措置によっで、豚肉の代替需要が増加。 卸売価格の急激な乱高下によっで、国産豚肉の需給動向も短期間で変動する相場展開となった。 　 平成上5年末のアメリカにおけるBSE、年明け彼の国内およびアジア区域の鳥インフルエンザの発生とそれに伴う輸入停止措置によって、食の安全性と食物防衛論が、ちまたでさかんに論議されるようになつた。 事実、年末から1月にかけ.での国産豚肉相場もアメリカからの牛肉輸入停止およびタイからの鶏肉輸入停止措置により、消費者ならびに流通業者のさまざまな思惑も垂なつて波乱含みの動向となった。同時に、輸入食肉の疾病問題に端を発した卸売価格の急激な乱高下によつて、国産豚肉の需給も無期間でめまぐるしく変動する状況になったように思われる。