安全な豚肉の基本は、養豚場からと畜場までの生産ラインの清浄化にある

摘要

食肉業界では病原菌を抑制する努力が続いているが、研究者は食肉サプライ、チェーンの初期段階における病原菌汚染の抑制に注目している。 一見、単純なように思えるが、養豚場からと畜場までの生産ラインの清浄化が最善の戦略である。今月は、豚肉（食肉）の病原菌の汚染対策がテーマである。 内容は基本中の基本で、アイオワ州立大学とカンザス州立大学の共同研究所の調査結果に基づいて、農場からと畜場までの生産ラインにおけるクリーンな環境、取り扱い（清浄化）が安全な食肉への第一歩だとするもので、特にと畜場におけるホールディング、ペンにおける保留の問題点を指摘している。 なお文中、調査結果から得られた所見が紹介されているが、はつきりしないところがあるが（それもアンケート調査の特性であろう）、原文のまま訳させていただいた。