パシク詰小売鶏卵の規格と品質検査の概要

摘要

中央鶏卵規格取引協議会は、毎年夏期に、農林水産省規格パック詰鶏卵の購入調査を行ってきた。その目的は、農林水産省事務次官通知「鶏卵規格取引要綱」(以下「要綱」)に定められた表示事項、規格に従う卵重構成への適合性、品質の現状把握を行い、今後の改善点を探ることにある。現行の「要綱」は、食品衛生法施行規則の一部改正(平成11年11月1日施行)により殻付き鶏卵に賞味期限などの表示が義務付けられたこと、また、生鮮食品品質表示基準(平成^年7月1日施行)の制定に伴い、他の生鮮食品と同様、名称および原産地の表示が義務付けられたことなどを受け、平成12年12月に一部改正が行われたものである。