冬場における消毒薬の効果的な使い方一低温下では効果が減少、有機物の除去や温度調整を

摘要

畜舎などの消毒の基本として、ふん尿など固 形物を取り除き、流水や洗剤により汚れを取り 除いた後に消毒薬を使用すると効果的である。 どのような消毒薬といえども、有機物が多量に 混入すると、途端にその効果が減退する。また、ほとんどの消毒薬において、その効 果が減少する要因が低温である。そのため冬 場の消毒において特に注意すべき点は、消毒 を実施するに当たり、ふんなどの有機物をブ ラシなどでよく洗い落とすことが基本であ る。冬場では低温の影響から、特に消毒薬の 効果が現れにく くなるので、消毒薬の効果を 最大限に引き上げるために、このことは重要 である。固形の有機物を取り除いた後、洗剤 などで表面をきれいにし、温水で洗い流すこ とが必要である。この時使用した洗剤が残つ ていると、消毒を逆性石鹼で行う場合は効果 が減退するので注意しなければならない。