酪農、乳業国産バターは強気配へ　脱脂粉乳は在庫解消遅れ

摘要

東京の8月の乳製品相場は、バターの国産物は強気配、脱脂粉乳は在庫解消の遅れから弱含みで推移している。 相場はバターのバラが1ポンド（450g）当たり415～440円、プリントが430～450円、脱脂粉乳が1ポンド（446g）当たり227～233円となっている。バターは、年末の最需要期に向けて、国産バターのひっ迫を懸念して、7月以降、北海道の一部大手乳業メーカーから1ポンド10円債上げがユーザーに打ち出され、交渉が進んでいる。 これは、外国産バター（ドイツ産）の金属片混入騒ぎの余波で、外国産バターに対する引き合いが弱まり、国産物の需要がこれまで以上に強くなるという判断もあるためとみられる。