家畜衛生相談活動とその効果

摘要

東京都家畜保健衛生所では、従来から行政サービスの一助として、電話や面談などにより家畜衛生に関する相談を受けた場合、職員が相談者に対して必要な情報を提供する、いわゆる家畜衛生相談活動により、その対応にあたってきた。しかし、相談内容が記録として残されていなかったために、その実態や効果については明らかでなかった。そこで一九九六年四月から、衛生相談の記録様式を策定すると同時に、職員の記録表への記入の徹底をはかった。一九九七年一一月末時点において、記録を集計，分析し衛生相談活動の実態とその効果について検討した結果、若干の知見を得たので報告する。