タケノコ、ウルシ山菜などが2年好調 減産が獮く竹材、木炭、木'竹酢液

摘要

林野庁はこのほど、平成21年1-12月の特用林産物生産統計を発表した。それによると昨年の特用林産物の総生産額は2、 891億円で前年を135億円下回り、率にして4 .5%の減少となった。品目別ではきのこ類が市況の低下を反映して5 . 4%減の2、 499億円となったほか、タケノコが需要の国産品回帰の動きの中で前年に続いて大幅な伸びを示しお.8%増の66億円となり、ウルシも大幅な増額となった。生産量は、きのこ類が全体で2 . 4%の増加となったほか、タケノコなどのきのこ以外の食用品目がー.2%の減、ウルシ、木炭などの非食用品は9 . 3%の増加となった。今号では前号で紹介したきのこ類以外の主な特用林産物の生産動向を紹介する。木炭の生産は昭和22年代からの燃料革命などによつて年間生産量が3万トン台まで落ち込んだ時期があつたが、平成s年頃までは粉炭の重要の増加やレジャ1.用炭の需要増加などによつて年産7万トン台にまで回復してきた。しかし、平成12年以降は再び減産に転じるようになり、平成"年以降の5年間では連続して減産を続け、昨年は前年を6.6%下回る2万4、976トンとなった。