陜西省は需給改善にほど遠く採算ラインを圧迫

摘要

マグネシウムの中国品価格は，今年8月後半に，生産者が減産の動きを強め需給改善が期待されたものの，結局は生産過多を抜け出せず13年後半から続く低迷を脱せずにいる。足元は2，050～2，070ドル／t（一般塊。CFR＝運賃込み渡し。日本の主要港向け）と年初（2，330～2，350ドル）から12％値下がり。現状で，主産地·険西省などのマグネシウム工場は，コストが2，150～2，200ドルとされ採算ラインを圧迫しているが，生産調整の動きがみられない。