電材再生分を合せ評価額2，162億円，5％減08年以降の世界同時不況が影響，10年度は回複へ

摘要

触媒資源化協会（大井滋会長＝日鉱金属·執行役員）がこのはぎまとめた2009年度（09年4月～10年3月）の資源化実績によると，使用済み触媒以外の電子材料スクラップなどからの再生分を加えた総評価額は2，162億円，前年度比5％減と2年連続のマイナス成長となった。05年から07年度にかけて，環境保全やIT関連を中心とした需要好調と，強気の素材市況を反映して一時は2，528億円にまで規模が拡大したものの，08年秋のリーマンショックを発端とする世界同時不況の影響がリサイクル事業にも波及した形だ。