写真シリーズ／なつかしの艦影／その405:イギリス潜水艦「オーライガ」

摘要

オーライガは英海軍が第2次大戦末期から戦後にかけて就役させたA級16隻中の一艦で，1946年1月12日，ヴィッカーズ・アームストロ ング社バロー造船所で竣工した。対日作戦用に計画したため比較的艦型が大きく，水上航続距離も英潜水艦としては長い。写真は完 成後間もない1946年9月，ポーツマス沖で撮影したもの。新造時の主要目は水上排水量1，120トン，水中排水量1，620トン，全長85． 9メートル　主機ディーゼル2基，電動機2星2軸，水上出力4，300馬力，水中出力1，250馬力，水上速力18．5ノット，水中速力8ノッ ト。兵装は10.2センチ単装砲1基，20ミリ単装機銃1基．7.7ミリ単装機銃3基，53.3センチ魚雷発射管10門だった。1950年代中期に船 体整流化改装を行ない，艦橋構造物のフィン（セイル）化などを実施し，艦容を一新している。1970年2月11日，NATO演習中に電池爆 発事故を起こして10名の負傷者を出した。1972年2月除籍，74年11月スクラップとして売却。