核燃料撤去工事に向かう:　退役米原子力空母「エンタープライズ」

摘要

去る6月20日，退役空母エンタープライズがノーフォーク基地を離れ，核燃料撤去を含む除籍工事のため同基地対岸のニューポート•ニューズ造船所に移動した。写真はいずれも同日の撮影。1961年に就役した本艦は，昨年12月1日に退役後，同基地で除籍工事の準備作業を進めていたもので，ニューポート•ニューズ造船所において2016年8月まで丸3年を費やして工事を受け，その後はワシントン州のピュージエツト•サウンドエ廠にある除籍原子力艦処分施設に移動する予定。ちなみに同造船所の親会社であるハンチントン•インガルス社が受注した工事の総費用は7億4,500万ドルである。