機関

摘要

上掲の表にビッグ7と呼ばれた長門級，コロラド級およびネルソン級の機関部比較を示した。既述したようにこの3級の機関は，異なる背景，要求の下に計画されたものだが，主機タービン(ターボ電気推進艦では主発電機用タービン)の単機出力は約18,000～22,500馬力範囲に納まっている。基準排水量に対する機関部重量の割合は，大出力•高速力の長門級が10.9パーセントと最も大きく，低速力のネルソン級が7.7パーセントと最小である。ネルソン級より小出力•低速力のコロラド級の方が8.8パーセントと高いのは，ターボ電気推進装置がギヤード•タービン推進方式より重いプラントであることを示している。