近未来の潜水艦に求められるもの

摘要

冷戦時代に米海軍が大量建造したロサンゼルスLos Angeles級攻撃原潜が次々に退役し，それに代わるヴァージニアVirginia級もすでに3番艦のハワイHawaii SSN-776までが就役している。ロシアでも新型通常動力潜水艦のサンクト・ペテルブルグSankt Peterburgが竣工，イギリスでも新型攻撃原潜のアステユートAstuteの建造が進み，フランスでもやはり新型攻撃原潜バラクーダBarracuda型の建造計画がぃよいよ動き出そうとしている。それらの主要海軍国だけでなく，各国海軍がさまざまな新型通常動力潜水艦の導入を進めており，21世紀の最初の10年が過ぎようとする今，世界の海軍では潜水艦の世代交代が起こりつつある。