「製紙」向けが急増する廃タイヤ需要

摘要

クリーン・ジャパン・センターが主催する「3R先進事例発表会」が過日、都内で開催された。その中で日本自動車タイヤ協会（JATMA）3R推進委員会第1部会委員の恩賀賢治氏（住友ゴム工業執行役員）が、「自動車タイヤの静脈物流とリサイクル」と題して発表を行った。廃タイヤリサイクルは再生ゴムなどに利用されるマテリアル系の「原形・加工利用」と、サーマル系の「熱利用」に大別されるが、後者ではこのところ製紙各社によるバイオマス発電への利用が急増している。以下、廃タイヤリサイクルの概要を紹介する。