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摘要

中国の衛生用紙大手でSCAの傘下にある維達国際は、今年10～12月期に年産約13万tの新規能力を加え、中国国内の総年産能力を89万tに増強する。年内の新設備として年産約7万tマシンを広東省江門市の工場に、次いで同6万tのマシンを浙江省衢州市の工場へ増強する。中国の衛生用紙市場は供給過多に陥り価格も下落しているが、SCAはなお拡大の機会があると考えている。都市化や人口の高齢化、1人っ子政策の崩壊で衛生用紙を含めた衛生用品の需要が急増すると読んでいる。さらに中国では現在、ネット取引の発展により衛生用紙製品の売上げが急増している。今年上半期、維達国際のネット通販は総売上高の5.1%を占めた。前年同期の対売上高比率はわずか1.6%だった。