値上げ発表相次ぐも品種によって明暗分かれる中国紙•板紙市況

摘要

2月に入り中国の上質紙と塗工アイボリーは引き続き価格が上昇しているが、再生紙器用板紙は市況が軟化し始め、価格は横ばい基調で推移している。 2016年12月に平均t当たり300元（約44）の値上げに成功した上質コート紙メーカーは、さらに年明け1月1日からの300元値上げを発表した。この品種は長期にわたつて需要と市況が低迷してきたため、パルプ、石炭、輸送費などのコスト上昇をカバーするには、ここでどうしても値上げが必要だとメーカーは説明している。300元の値上げを達成した結果、上質コート紙価格は汎用品が5当たり5,200～5.400元、プレミアム品が同5.900～6.000元の取引相場となった。