ベトナム経済発展論: 中所得国の罠と新たなドイモイ

摘要

評者はヴェトナム経済の専門家ではなrnい。開発経済学を勉強してきて、計画経rn済諸国の市場経済化に関心は持っているrnが、地域的な専門性はない。そういったrn前提で、本書の読みどころを書いてみたrnい。ヴェトナムがいつ市場経済に移行しrnたかは、研究者の中では意見が一致してrnいないと著者は書いているが、政策転換rnが決定的になったのは、一九八六年の共rn産党第六回全国大会だったので、ここでrn市場経済化が本格的に始動したと著者はrn言う（五一頁）。