施工後6年が経過した戸建住宅陸屋根のアクリルゴム系塗膜防水層

摘要

本物件は，6年経過時点でも防水性能，遮熱性能を維持しており，次の改修時も本工法によるオーバーレイが採用される予定である。このように，建物はかってのスクラップ&ビルドの時代から，今後の住まい方，および活用の仕方を考慮した上で，予防保全を繰り返しながら長期間使用していく時代に移行しようとしている。建物を雨水，日射熱から守り，長寿命化に貢献する本工法は，時代のニーズに適合すると思われる。今後は，長寿命化対策や，避難所として活用される体育館の熱中症対策としても提案を行つていく。