行政

摘要

国土交通省は7月31日，2014年（平成26年）の全国一級河川109水系における水質状況を取りまとめ公表した。それによると，BOD値またはCOD値の環境基準を満足した調査地点の割合は91%であった。内訳は，河川が97%で7年連続の95%以上となった他，湖沼等では44%で過去最高の満足率であった。水質が最も良好な地点(BODの年間平均値が報告下限値の0.5mg/l)は，前年よりも31地点増えた96地点であった。直轄管理区間に複数の水質調査地点を有する河川のうち，0.5mg/lと水質が最も良好であった河川は，尻別川，後志利別川，沙流川，荒川（阿武隈川水系），安倍川，熊野川，北川，仁淀川，吉野川，川辺川，本庄川，小丸川および五ヶ瀬川の全13河川であった。ゴミの量や水のにおいなど，人と河川のふれあいに関する新しい指標については，約22%(301地点のうち65地点)がAランクの「泳ぎたいと思うきれいな川」と評価された。