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摘要

厚生労働省水道課は1月28日，2017年度末における水道施設の耐震化状況の調査結果を発表した。それによると，導水管•送水管•配水本管といった基幹管路の耐震適合率は全国平均で39.3%(対前年度比0.6%増），浄水施設の耐震化率は29.1 % (同1.2%増），配水池の耐震化率は55.2% (同1.9 %増）であった。基幹管路の耐震適合率が高かつた都道府県は，神奈川県71.3%，東京都63.3%，愛知県61.0%となっているが，その他の多くは20 〜30%台に低迷している状況である。浄水施設については，処理系統のすべてを耐震化するには全面更新時のような機会がないと実施が困難なため，低い状況のままとなっている。ただし，沈殿池とろ過池といつた主要構造物に限つた耐震化率では42.3%となる。